入転居に伴う水回りの作業
水回りは、私たちが快適に生活する上で、欠かせない設備です。入居・退居に伴い、水廻りの手続きや掃除をしっかりしていないとちょっとしたトラブルにもなりかねません。
スムーズに入退去できる様に水回りを中心とした注意しておきたいポイントを確認していきましょう。
入居時に確認したい水廻りのポイント
水道の使用開始は、係員の立ち会いは不要です。メーターボックス内の止水栓を左へ回して開栓すれば水道が利用できます。
水が出ることを確認したら、備え付けの「水道使用開始申込書」のハガキに必要事項を記入して投函するかインターネットで使用開始の手続きをして下さい。

①キッチン
キッチンは、見るだけでなく蛇口の水を出してみることが大事です。水圧や水の色が濁っていないか確認してみましょう。
また、シンク下にある排水管にホースが付いている場合は、少し下へ引っ張ってみてホースの状態を確認します。
すぐに抜けたり、ホースが蛇腹状になっていたりするものは耐久性に問題があると言えそうです。
その場合は、ホースの劣化による水漏れに注意する必要があります。
シンク下を除いてみて汚水臭がしないか、床が水浸し・汚れていないかも確認すると良いでしょう。
②トイレ
トイレのチェックポイントは、水を流した時の排水の勢いやいつまでも水が流れ続けていないか・・・という点です。必要以上に水が流れ続けていると水道代に直結していきます。
③浴室
シャワーや蛇口の水が出るか、必ず確認しましょう。実際に水を流した時の排水溝の状態に注目します。
排水ガスがスムーズに流れない・異臭が発する場合には、ゴミや髪の毛が詰まっていることが考えられます。

退去時に確認したい水廻りのポイント
水道の停止は、引っ越しの1~2週間前を目安に、水道局もしくは水道管理会社に連絡をして下さい。その際、「現住所」「契約者の氏名」「引越し日時」「引越し先住所」「お客様番号」などの情報が必要になるので、検針票や領収書を用意しておきましょう。
①キッチン
現状回復しましょう。取り付けた浄水器があれば、取り外します。
キッチンの水回りの主な汚れの原因は「水垢」です。
水垢はアルカリ性ですので、酸性の洗剤でのおそうじがおススメです。
排水溝もキレイにしておきましょう。
蛇口やシンク下から水漏れしていないかも確認しましょう。

②トイレ
現状回復しましょう。取り付けたウォシュレットがあれば取り外します。便器内の汚れは、黄ばみや黒ずみ・水垢や汚物など様々です。
尿石はアルカリ性ですので、酸性の洗剤がおススメです!
黒ずみの場合は塩素漂白剤を使用すると有害なガスが発生し危険ですので、別々に使用しましょう。

③浴室
シャワーや蛇口から水漏れしていないかを確認します。お風呂の水回りの汚れは「水垢」です。水垢はアルカリ性ですので、酸性の洗剤がおススメです。
カビもしっかり落としましょう。カビには塩素系の洗剤を使用するとキレイになりますが、酸性の洗剤と同時に使用しない様注意して下さい。排水溝もキレイにしておきましょう。

まとめ
退去時は、お部屋の掃除をしてから引越すことになります。水回りは、特に汚れが発生しやすい場所です。
掃除をしない状態で退去すると、想定以上敷金から現状回復費用を引かれてしまう事も考えられます。
このような出費を避ける為、なるべくキレイな状態にしてから退去しましょう!!